その決定、本当に正しい?

ネットワークが発達して、たくさんの情報が簡単に手に入るようになった現代。

物事の判断や決定に困った時、ネット上の情報を判断材料にすることってありますよね。

大切な決定であればあるほど、不安材料を無くすため、たくさんの情報を集めようとするでしょう。

 

私も、そのように意思決定をする際の参考にネットの情報を活用してきました。

しかし、ある大切な意思決定をした後に、

『自分のやりたいことと何か違う』

と感じたのです。

 

確かに多く残り情報から裏付けを取って決定しました。しかし、何か違和感を感じました。

『私は間違った道を進んでいる』

『本当に自分がしたかったことではない』

と感じたのです。

 

自分の中で、方向性を決めてから調べ始めたはずなのに、情報が多すぎて、正しい判断ができていないのではないかと不安を感じました。

 

人間の脳は、自分にとって都合のよい情報に反応するようになっています。

つまり、ネット上に溢れる情報の中で、自分にとって都合のよい、偏った情報ばかりが集まってくるのです。

そういった情報に基づいた決定は、本当に自分で考え抜いた末の決定なのでしょうか。自分の意思なのでしょうか。

 

最近の私たちは、情報が簡単に手に入るようになったことで、『迷ったらまずは調べる』という行動をとりがちです。

そのため、自分の中でじっくり考えて結論を出すということをあまりしなくなってきているような気がします。

 

人は、自分が決めたことであれば、仮に失敗したとしてもその決定を受け入れることができます。

 

しかし、情報に支えられた決定はどうでしょうか。

それは本当に自分が決めたことなのでしょうか。

その決定にあなたは自信を持てますか?

 

私は、物事を決める時には自分の直感を頼りにすることも場合によっては大切なのではないかと思うようになりました。

直感とは、自分の好み、性格、知識、経験により構成されます。

年齢を重ねるほどに、知識と経験の蓄積により、直感は鋭くなります。つまり、直感とは自分自身なのです。

一方で、情報とは、他人の知識と経験の集合体です。

そこに自分はありせん。

あなたにとって最良の決定をするためには、直感と情報のバランスを取ることが大切なのです。

 

後悔がない人生を送るため、自分自身との対話を大切にして、自分に素直になれるように努力しましょう。自分で考えるクセをつけるのです。そうすれば、自ずと情報を必要なときに必要な分だけ活用できるようになるでしょう。